初めての恋に溺れる人魚~my first love~
また怒鳴られない内に、バスタオルと着替えが入ってる紙袋を持って、急ぎ足で一階へと上がる。
「真っ直ぐの右―…じゃなくて左……」
遠慮がちに廊下を歩いて、バスルームを発見。
「う……」
開けてビックリ、月島先輩の家はお風呂も期待を裏切らずに凄かった。
広い、綺麗、豪華の三本立て。
キラッキラッしてるしテレビはついてるし、
「ジャグジー……?」
そんなものついてる家庭、初めて見た。
ジャージを脱いで裸になるけど落ち着かなくて、タオルで身体を隠しながらバスルームへと入ってしまう。
そわそわしながらシャワーを浴びて、ゆっくり豪華なお風呂を満喫する余裕も無くて、バタバタとすます。