初めての恋に溺れる人魚~my first love~

また怒鳴られない内に、バスタオルと着替えが入ってる紙袋を持って、急ぎ足で一階へと上がる。


「真っ直ぐの右―…じゃなくて左……」


遠慮がちに廊下を歩いて、バスルームを発見。


「う……」


開けてビックリ、月島先輩の家はお風呂も期待を裏切らずに凄かった。

広い、綺麗、豪華の三本立て。

キラッキラッしてるしテレビはついてるし、


「ジャグジー……?」


そんなものついてる家庭、初めて見た。

ジャージを脱いで裸になるけど落ち着かなくて、タオルで身体を隠しながらバスルームへと入ってしまう。

そわそわしながらシャワーを浴びて、ゆっくり豪華なお風呂を満喫する余裕も無くて、バタバタとすます。


< 199 / 421 >

この作品をシェア

pagetop