初めての恋に溺れる人魚~my first love~

そんな発言に、


「……」


私と月島先輩の間に変な間が空いてしまう。

何時もはクールな月島先輩だけど、一瞬ちょっと驚いた表情をしていたようにも見えた。


「そのっ、ずっと助けてくれたし、美容室とかタクシーとか色々お世話になって―…せ、せめてお茶でも飲んでいただいて、お礼をしたいなって……」


いきなり先輩を家に誘ってしまった事に対しての恥ずかしさが一気に湧いてくる。

変な意味じゃ無くて!と説明したいんだけど、口を開けば開くほど意識してるみたいでどつぼにはまってるみたい。

そんな私のあたふたした様子を見て、


「―…っ」


月島先輩が苦笑する。


「じゃあ、お茶でも貰おうかな」


「ぜひっ、というか―…ど、どうぞ」


家の門を開けて、月島先輩を家へと案内した。





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