初めての恋に溺れる人魚~my first love~
今度は唇にだけじゃなくて、首筋や、耳の裏にまで月島先輩の唇が触れる。
今更だけど、男のヒトを部屋に入れるって事は―…と考えてしまう。
だけど、私には未知の世界。
つい先日ファーストキスをすませた私には何をどうすればいいのかさっぱりで―…
これ以上に進む勇気もまだ―…
考えてなかった、こんな事まで。
鈍すぎるけど、月島先輩と離れたくないって気持ちでいっぱいだったし、キスから先がこんなに早く訪れるとも思っていなかった。
そして、ついに
バタッ……
と、月島先輩に押し倒される形でベッドに辿り着いてしまう。
「―…海音」
また、私の名前を先輩が呼んでくれる。
しかも、月島先輩の手が制服の下を這って直接私の肌に触れてる。
胸に触れられた瞬間、
「あ……っ」
そんな声が私の口から漏れてしまう。