初めての恋に溺れる人魚~my first love~
も、もしかして私も、この後ろにいる人にも怒鳴られるのかな……?
だって私の不注意だし……
「あ、あの……っ、ほんとに……す―…」
すみません、と、もう一度、私が謝ろうとした。
でも、その言葉を遮る様に、
「上履きぐらい、洗うか買いなおせばいいだろ。さっきからギャーギャー言って、お前ウザイ……」
低く、冷たい声が聞こえる。
その言葉を聞いた三年男子は、真っ青な顔をして、
「ス……スイマセン~そ……そうっスネ~…じゃ、じゃあ―…」
と、この場所から去ろうとする体制に。