わたしをみつけて


「何やってんのよ」


美島さんは携帯から目を離すと何かを考えるようにしばらく一点をじっとみていた。
そして


「その女の子ってあの都市伝説の女の子じゃない?」


真剣な顔で言ったのだ。


都市伝説?


私は何のことか分からなかったが林さんには思い当たるものがあるようで「あぁ」と言った。


「でもそれは都市伝説でしょ?
あり得ないって」


「でも実際いなくなってる人いるじゃん」


分からない私は置いてきぼりで話は進んでいく。
話が一旦途切れたところでおずおずと手をあげた。


「あの、その都市伝説ってどんな話なんですか?」


「えっ、間宮さん知らないの?」


美島さんは驚いたように目を丸くさせた。


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