Sing a song ~ただひとつの歌を~
蓮「和くんいてぇよ。頭蓋骨割れる。
俺がバカになったらどうするんだ
よ!」

いってぇ。和、容赦ないな。
てかあの女なんだ?なんで俺席に座って
やがる。ふざけんな。って…?なんで俺ら見て迷惑そうな顔すんだ?珍しい女だな。

和「そんなこといいから席につけ。
始めるぞ。」

和との言い合いが終わって席に向かう。

さて、あの女どうするか。

そう思いながら近づくと女は下を向き
蓮の椅子を引く音に肩をびくつかせた。

なんだ?さっきまで迷惑そうな顔を
してたのに、いきなり態度変えて?
つか俺席どうするんだよ…

恭「おい、」

俺が話しかけると少しびっくりすると
怯えた顔を作ったまま目を向けた。

へぇ、かわいい顔。

マスクで大分隠れてはいたが、前髪が
上を向いたことで流れ大きな目が
顔を出した。

恭「おい?聞いてんのか?」
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