Sing a song ~ただひとつの歌を~
第1章
入学式~歌葉~
ジリリリリリリ…ガチャン
『うーん、よく寝た!』
おはようございます。
私の名は歌葉、桐谷歌葉(キリタニウタハ)
と言います!今日から高校一年生です。
高校楽しみだなぁ♪
母「歌葉~?ご飯だよ~?」
『はーい、今いきまーす!』
今のは私のお母さん。西尾珠理(ニシオジュリ)
何で名字が違うのかは…
母「歌葉~?」
『はーい!』
おっと、いけない!この事はまた後で!
母「あ、やっと来た~♪朝ごはん食べて
準備しておいで~」
『うん!ありがとー♪』
お母さんはのほほ~んとしていて我が家の癒し系wでも怒ると凄くこわ 母「歌葉~?(怒)」『何でもありません!!』
あー怖かった。ま、まぁ普段は優しい自慢のお母さんだよ(汗)
母「歌葉~?遅刻するよ~?良いの~?」
え、え!まじ?まじだ!!
『きゃー!いってきまーす!!』
母「いってらっしゃ~い」
最後まで緩かったな、お母さんw
私は自転車で10分の白浜高校に行った。相変わらず広いなぁ。
流石人気なだけある。
白浜高校は普通科の他に特別養成科という科がある。その科では容姿端麗、家柄良好、成績優秀な人が集まる。
容姿端麗の人が集まる=他の生徒も多く集まるということ。なんともくだらない理由だよね。でも入試は楽しかったな、問題もそれなりだったし。
ん?私?私は入りたくて入った訳じゃなかったかな?なんか特別養成科に呼ばれたんね。多分頭じゃないかな?ほとんど100点だし、あと家柄かな。
あ、言ってなかったね。私の家はホテル
やリゾートを中心に活動している、
西尾グループだったりするんだよね。
私はご令嬢ってわけ。
「こそこそ…」
「クスクス…」
ん?何?
「何あの子チョーダサいw」
「ねぇ~。マジダサい。何であんな子
がこの学校に入れたんだよw」
あ~、なるほど。私の容姿か。確かにダサいよな~。しかも今は髪をおろしていて前髪は目を隠している。その状態でマスクを
してるから余計言われてるよね(-_-;)
(前髪をあげてマスクを取ると凄く
かわいいんですよ!!二重の目にぷっくりと
した唇でまさに美少女です!by作者)