Sing a song ~ただひとつの歌を~
?「おい?きいてんのか?」

えぇえぇ、聞いてきましたよ。
聞いていたから唖然としているんだよ。

?「なんだ?恭介。珍しいな、
女に興味を持つなんて。」
茶髪までくるんじゃねぇよ…
?「そんなんじゃねぇよ。」
あぁ!そんなんじゃねぇだろうね!
だからなんなのさ!話しかけないでよ!
?「だから、女。」
あー、もう!めんどくさいな!

『な、なんでしょうか…』

よし!上手い!よくやった自分!

?「そこ俺の席。」

え!?聞いてない!

私は先生に困った顔を見せる。

先「あぁ、俺が変えた。お前はその前。」
?「あぁ?!なんでだよ!!」
先「お前はほとんどの授業寝て過ごして
んじゃねぇか。そのせいで留年なんか
しやがって…お前はどこの席だろうと
同じだろうが。」

そう先生はけろりと言うとはよ席に
座れと手をヒラヒラと振った。

?「ちっ!」
?「ギャハハハ、腹いて~。天下の神竜
のトップが先公に負けてやがる!」
< 5 / 23 >

この作品をシェア

pagetop