大切な僕の思い出
俺はやっとの思いで次席に座る
ホームルームまでそんなに時間がない
しょうがない
本を読むの諦めるか
いつもならもう少し早く学校これたが今日はしょうがない
まぁでも
俺はこの季節が一番好きだな
春はポカポカしていて好きな方だ
今年で二年
何が始まるわけでもない
いつもと変わらない日常
変わったのはうるさい女子が増えたことだ
ただそれだけ
そんなに気にすることはない
そういや今日は午前で授業が終わるんだっけ
久々に家のこと手伝ってやるか
母親1人だと結構貧しいイメージあるけどそうでもないし
お金にはとくには困らないが
母親1人でいつも俺の世話をしてるんだ
たまになら俺も手伝いたい
むしろ高校なんて行かなくても働きたかった
なんだったっけ、母親が高校には絶対行きなさいねって念を押してずっと言うもんだから高校来たんだっけ
まぁでも、確かに高校には来たかったけど、少しでも働いて母さんに楽させてあげたいとも思ってたんだよな
俺は別に人は嫌いだから恋愛なんてもってのほかだし、勉強ができればそれでいい
勉強が好きかって言ったら寧ろ嫌いな方だが、勉強して損はないから勉強がしたいだけ
だから家に帰っても勉強しかやることない
寧ろ趣味なんて本を読むくらいだ
他にも趣味はあるが、まぁまたいつか話すときが来るだろう
そんなこと考えていたら今日の授業が終わってしまった
どうしよう。
ノートは一応とったが先生の話を全く聞いていない
いや、頭に入って来なかったではないか
家に帰ってやることやって復習でもするか
あー、めんどくせー
だから授業はちゃんと聞いていたいんだ