記憶をなくしたピアニスト
『くそー、
俺の電話はつながったらよかったのに。

ホント。わたしのも繋がんない。
よりによって翔也だけしか繋がらないなんて全く、、』

次々と
いつもの中学でのクラスメートの

聞きなれた声が響いていた。
なぜか、心は楽しくなるのに、
会話は右から左に抜けていく。
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