自由奔放な恋愛達
「お待たせしました」
ここは街のおしゃれなバー。
「待ってないよ。お疲れさま。
何飲む?」
「じゃあ、バーボンの水割り」
「結構お店でも飲んできたんでしょ?大丈夫?」
「大丈夫だよ。あたし二日酔いにも酔っ払ったりもしないから」笑
「すごいねぇ。俺はすぐ酔うなぁ」
「だからいつもあんまり飲まないの?」
「違うよ。仕事抜け出して遊んでるからかな?」笑
「疑問系なんだ」笑
「はい、とりあえずお疲れさま」
「お疲れさま」
乾杯をする。
「バーバリーが好きなの?」
今日の服の事だろう。
バーバリーのプリーツの白いスカートにシャツ。
バーバリーのハートのネックレス。
「たぶん」笑
「たぶんなんだ。笑 でもそのままゴルフに行けそうだね」
「ゴルフ?」
「そう、ゴルフ。やった事ある?」
「ないよ、でも高校の頃、少しキャディのバイトをやってた事あるよ」
「じゃあ、ラインとかも読めるの?」
「まぁ、ぼちぼちなら」
「へぇ、すごいね。今度ゴルフ行かない?」
「あたしパター以外やった事ないんだ。ごめんね」
そっか、残念だなぁと彼は言う。