自由奔放な恋愛達
帰ってきた秋ちゃん。
「おかえり」
「ただいま」
いつも作っている夕食も作っていなかった。
手につかなかったのだ。
「ご飯、もうすぐ?今日の仕事、大変だったよ。
愛ちんは??」
「別に、ふつー」
「何か怒っているの?何かあった?」
「あんたが一番わかっているやろ」
「まじ怒ってるな。何があったの?」
今日の電話の事を話す。
「ごめん、それはあやなって言う子なんだ。
店のHP作るのに手伝ってもらってる。今日も手伝ってもらってた」
「それだけで返してなんて言う?
昔の彼女??それとも二股??」
「違うよ。愛ちんの前の彼女。
愛ちんと付き合いたくて別れた。でもHP作るの大変だから頼んでたんだ」
「そう...。でもその子の言い方だとまだ終わっていないようだったけど?
あたしは騙されてるの?新しいお店の為だけに付き合ってるの?」
「違うよ。でも、そう思うならそう思えばいい。
いくら否定してもそう思ってしまっている人へ何を言ってもしょうがないでしょ」
いくらなんでもなんだその言い方は。