自由奔放な恋愛達

現れたのは、秋ちゃんと一緒にお店を経営する為に雇った
ボーイ兼マネージャーの学ちゃんだ。

「あやな、今すぐ愛を離せ。今なら許してやる」

「どうしてここが...」

「そんな事はどうでもいい。今すぐ離せ」


あたしは解放されて2人の元へ走って行く。

「愛ちん、大丈夫?」

「怖かった...」


抱きしめてくれたけどあたしの身体はガクガクと震えていた。


「あやな、二度と愛にも俺にも関わるな。
今すぐこれに署名と捺印をしろ。
できないなら今すぐここに警察を呼ぶ」

「...わかったわよ...!!」


あやなは渋々署名と捺印をした。

今回の件を警察に通報されたくなければ、二度とどんな形でも
愛と秋ちゃんに関わらないというものだった。

秋ちゃんはそれが書き終わるとさっさとここを出ようとする。
あやながそれを止める。


「秋、私達、本当に付き合っていたんだよね?」

「さぁな。それから呼び捨てで呼ばないでくれる?気分悪い。
お前には幻滅した。もうこれっきりだ」

あたしたちはここを後にした。


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