自由奔放な恋愛達

帰り、翔哉君は車だった。すごいなぁと思いながら
あたしは歩いて帰る。

寒いなぁと思いながらの帰り道携帯が鳴った。
伸也君だといいなぁと思って開くと翔哉君だった。


「今日はお疲れさま★一条さんの下の名前なんていうの?」

だった。

「こちらこそお疲れ様でした。愛ですよ」

と返す。


「帰り、歩きなの?」

「そうだよ、そんなに遠くないから」

「こんな時間に危ないよ?嫌じゃなければ送っていくよ?」

わぁぁぁぁぁ!!!
嫌なわけないよー!


「じゃあ、無理しない程度にお願いしてもいい?」

「大丈夫だよ☆もう家着いた?」

「まだ歩いてる」

電話の方の着信音が鳴る。
知らない番号からだ。

「もしもし?」

ありきたりな出方。笑


「翔哉です。びっくりした?笑 まだ家じゃないなら危ないから電話しとこうと思って」


なんて優しい人なんだろう。


「ありがとう。めちゃくちゃ寒かったけど、気にならなくなったよ」

思わず声がうきうきしてしまう。


どこの高校?とか、家どの辺?とか

「今、彼氏いるの?」


それって期待してもいいのかな?
彼氏とか彼女といるのか聞くのって気になる人いしか聞かないよね?


「この前別れたんだー」

「振られたの?」

「え?振ったんだよ?」

「そうなんだ。」笑 

「翔哉君は?」

「いないよ」

「そうなんだ。もう車持ってるなんてすごいね」

「親父に譲ってもらったんだ。今度乗せてあげるね」

「そうやって女の子口説いてきたんだー?」

「違うよ。愛ちゃんに言いたかったの」

だって。期待しちゃうよ...

家に着くまで電話は続いた。
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