自由奔放な恋愛達
もう早いもので、来週には開店だ。
内装はかなり凝っていて、かなり豪華だ。
女の子もぼちぼち集まっている。
「緊張するねぇ。成功するかなぁ」
「俺がやるんだから成功するに決まっている」
わがまま王子は自信満々だった。
今日は学ちゃんと3人で打ち上げだ。
「「「おつかれさまぁー!!」」」
このメンバーなら、きっと大丈夫だ。
不思議とそんな気分になる。
あたしは、秋ちゃんの女である以上、1番で居続けなければならない。
前のお客様達に連絡をする。
用意は完璧だ。
「愛ちんのそういう完璧主義は俺好きだな」
「仕事ですから」笑
そういえばあたしはピルを飲み始めた。
今、子供ができてしまってはとても産めそうにないし、
とても無事産まれてきてくれるとは思えなかったからだ。
それについて秋ちゃんは
「これで中だししても問題ないな」
なんて呑気な事を言っている。
少しでもあたしの気持ちを軽くしようとしているのか、
本気なのか、わがまま王子の考えはわからない。笑