自由奔放な恋愛達
家に帰るとわがまま王子はソファでしょんぼり待っていた。
「ごめんね、愛ちん...」
「もういいよ。愛こそ信じきれなくてごめん。
でも、お店でもあの子と仲良く話してるのを見ると
とてもいらいらしてしまう。ごめんなさい...
言い終わらないうちにあたしは秋ちゃんに組み伏せられてしまう。
「乱暴にしないで...」
「約束できない...」
何度も何度も愛の名前を呼ぶ。
愛も何度も何度も彼の名前を呼ぶ。
しがみついて、
いつまでも離れる事がありませんように...
と願う。