自由奔放な恋愛達

次のコース。

練習の成果がちょっとづつ成果がでてきた。

「嬉しぃー!!」

「愛ちん頑張ってたもんね」

今はお昼。

「愛ちん。いつも洗濯とかご飯とかありがとうね」

「...」

「どうしたの??」

「いや、びっくりしちゃって」

「言わなくても、いつも思っているよ。仕事も休まずしてるのに、
よく頑張ってると思うよ。ありがとうね」

「秋ちゃんから、そんな言葉が出てくるとは思わなかった」

「俺を何だと思っているんだ」

「わがまま変態王子」


秋ちゃんはアハハハと笑う。


「それは間違いないね。嫌い?」

「こんな所で聞く?」

「嫌いなの?」

「好き...だよ」

「うん、いい子だ」


秋ちゃんは満足そうに笑う。

幸せだ。

あたしはこの時の「ありがとう」って言葉を一生忘れない。

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