自由奔放な恋愛達

朝、起きてママに朝食をもらって支度を始める。

「メイクしてるとこ見ないでよー。恥ずかしいから」

「なんでー。楽しいよ?」

「槙ちゃんが楽しくても愛は恥ずかしい」

「つまんないのー」

って言いながらもじぃーっと見てくる。

はぁ。もういいか。

「今日はどこ行くの?」

「大ちゃんとカラオケ行こうよ。愛、覚えたんでしょ?」

「初めて歌うし、槙ちゃんと行くのも初めてだから緊張するー」

「緊張するのは俺も同じだよー」

「じゃあさ、純恋歌歌って!!」

「まじー。あれ高いとこ大変だよー」

「じゃあ、高いとこは愛が歌うからー!」

「それならいいよ」

「やった!!」

大ちゃんはセルシオに乗っている。
あたし達が19や20位の頃は男の子はVIPCARにはまってた。
VIPCARの雑誌を毎月買う人もいた程。

一緒に乗って行けばいいのにわざわざ2台で行く。
車が好きで、車で走るのも好きなんだろうな。

一緒に純恋歌歌って、槙ちゃんは優しさライセンスも歌ってた。
あたしは大塚愛とか歌ってMEGARYUUも歌った。

「以外と難しいね、MEGARYUU」

「でもちゃんと歌えてたよ」

大ちゃんはヒット曲ばっかり歌ってた。
すごく上手だった。


カラオケが終わったらボーリングした。
長いスカルプの爪が折れないように気をつけてやるのは難しかった。
ビリヤードで8ボールもした。
愛が3勝で、槙ちゃんが2勝、大ちゃんが3勝。

「槙ちゃん、弱すぎー」

とからかってやる。笑


帰りにレストランでご飯を食べてバイバイをする。
楽しい一日なんてあっというまだ。


また明日から仕事頑張ろうー!!
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