自由奔放な恋愛達

「...もしもし?」

「その様子だとメール見てないよね?」

「うん...」

「どうして?」

「何て言われるか怖くて...」

「やっぱり。バカだね、愛は」

「バカはないでしょ...」

「俺がおろしてくれなんて言うかもと思ってたんでしょ?」

「うん...」

「だからバカだね、って言ってるの。愛は俺の何を見てたの?
俺がそんな事言う男だと思ってたの?昨日俺が言った言葉覚えてる?」

「俺の子だからそんなに簡単に死なないよって...」

「そうだよ。だからね、おろしてくれなんて言わないよ。
ちゃんと身体大事にしなきゃ。これから俺の家で住まない?」

「え...?」

「昨日もし妊娠してたらって考えてたんだ。もしそうなら結婚して
一緒に住めたらなって。今新しい家を造ってるでしょ?しばらくは
狭いかもしれないけど、新しい家ができたら広くなるし。...愛?聞いてる?」

「うん、聞いてるよ...」

「そうしない?だから今日うちの親に話してみよう?」

「うん、わかった」

「愛、泣き過ぎだよ。赤ちゃんに俺が悪いヤツだと思われちゃうよ」笑

「うちの親にも話してみるね」


嬉し泣きでぼろぼろだった。


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