自由奔放な恋愛達
あいかわらずつわりがひどいが、モデルのバイトだけは続けていた。
少しでも多く貯金残したいし、貯金を崩したくなかった。
でも家で過ごす事が増えたあたしはマンガにはまっていた。
”SIDOOH 士道”っていうマンガ。
どこまでも歴史物、特に幕末の動乱物が好きなあたし。
槙ちゃんは、仕事場まで歩いて5分の所ね原チャリで行ってるから、
ほとんど毎日昼間に戻ってきては様子を心配していた。
槙ちゃんがいないと食べないしね。笑
あたし、ほんとはタバコとコーヒーで3日は平気なんだが...
そんな事は言えない雰囲気で。
「ちゃんと食べるよー」
「愛、俺見てないと食べないから!
先生にも少し太った方が良いって言われたでしょ?」
「はーーーーい」
「長いよー」笑
槙ちゃんはいつも必ず笑わせてくれる。