自由奔放な恋愛達

やっぱり鬼が待っていた。
でも可愛い鬼だった。

「どこかで倒れたのかと思って心配したんだよ...
電話では言い過ぎた。ごめんな」

「愛こそごめんね」

良かった、仲直りできて。

「でもね、楽しかったよ!!今度槙ちゃんも行こうよ?」

「愛...バカか。身体大事にしてなかったから怒ったんだよ?
なのにまた行きたいって」

「でもたまには息抜きしたいよ?槙ちゃんは?」

「たまに、だからね」

「わーい!!」

槙ちゃんはやれやれと言った顔で苦笑いをする。

今回は愛の勝ちかな?笑

今日の撮影でもらったポラを見せてあげる。

「愛、俺の前ではこんな顔しないのになー」

「それってヤキモチ?」笑

「だめなの?」

まじめな顔で聞くなよー。笑

「いいよ。笑」

「ちょっと同じ顔してみてよ」

「やだよー。恥ずかしいし、雰囲気とかもあるもん」

「一回だけ!!」

「わかったよー。これでいい?」

しょうがないから一回だけしてあげる。

「可愛い!!食べちゃいたいっ!!」

「えー...

ちゅーされる。

「絶対優しくするからしたいな」

「恥ずかしい事を可愛い顔して言わないでよ!!」

「ダメなの?」

もー首かしげるの犯則だよー。

「優しく、だよ??」

槙ちゃんは

「赤ちゃん、びっくりしてるかな?」

とか言ってる。

「ママをいじめてる、って思ってるかもよ?」笑

「げっ。そんな事ないよー。ママの事愛してるよー」

お腹の赤ちゃんに言い訳してる。笑

槙ちゃんはいいパパになるんだろうな。

ちゃんと育ってくれてる事を祈るしかない。
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