タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
あれよという間に飛び上り、セイレーンに向かって飛翔する。
へ!? は、羽ぇ!? な、なんでトカゲが飛べるわけー!?
小さな体はあっという間にセイレーンに接近した。
そして空中でビタリと停止し、ブラントカゲは素早く息を吸い込む。
お腹が破裂するかと思うほどに大きく膨れ上がり、そして・・・
――ブオォォォ・・・ッ!!
爆炎。金色に輝くほどの、透き通るような高熱業火。
灼熱の炎の息を、セイレーンに向かって盛大に吹き付けた!
・・・そうか! トカゲはトカゲでも、あれはサラマンダー!
火トカゲだ!
伝説の妖魔に対抗して、こっちも伝説の精霊ってわけね!?
さすがは金の精霊のタヌキ! 伝説の白騎士だ! どうだ思い知ったか! 男好き!
「ギイィィィーーーッ!!」
セイレーンは、巨大な炎に包まれて火だるまになった。
信じられないほど耳障りな悲鳴を上げ、身もだえている。
「うっわー! 気持ち悪い音ー!!」
思わずこっちも悲鳴を上げるほどの、すさまじい不快音!
火だるまのセイレーンは、たまらず身を翻して海に飛び込んだ。
やったー! 妖魔退散!
これできっとサメもおとなしくなってくれるはず!
と思ったとたんに・・・・・・
――ドーンッ!
と再びサメが、前にも増して強烈な体当たりを船にかまし始めた。
な、なんでえぇ!?
へ!? は、羽ぇ!? な、なんでトカゲが飛べるわけー!?
小さな体はあっという間にセイレーンに接近した。
そして空中でビタリと停止し、ブラントカゲは素早く息を吸い込む。
お腹が破裂するかと思うほどに大きく膨れ上がり、そして・・・
――ブオォォォ・・・ッ!!
爆炎。金色に輝くほどの、透き通るような高熱業火。
灼熱の炎の息を、セイレーンに向かって盛大に吹き付けた!
・・・そうか! トカゲはトカゲでも、あれはサラマンダー!
火トカゲだ!
伝説の妖魔に対抗して、こっちも伝説の精霊ってわけね!?
さすがは金の精霊のタヌキ! 伝説の白騎士だ! どうだ思い知ったか! 男好き!
「ギイィィィーーーッ!!」
セイレーンは、巨大な炎に包まれて火だるまになった。
信じられないほど耳障りな悲鳴を上げ、身もだえている。
「うっわー! 気持ち悪い音ー!!」
思わずこっちも悲鳴を上げるほどの、すさまじい不快音!
火だるまのセイレーンは、たまらず身を翻して海に飛び込んだ。
やったー! 妖魔退散!
これできっとサメもおとなしくなってくれるはず!
と思ったとたんに・・・・・・
――ドーンッ!
と再びサメが、前にも増して強烈な体当たりを船にかまし始めた。
な、なんでえぇ!?