タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
竜の目!? 竜の・・・!
・・・・・・あれ?
あたしは地面にヘタリ込みながら首を傾げた。
ちょっと待て。なんかそのフレーズ聞いたことがある。
「・・・あ! 竜神王の目っ!?」
「おー、そういや人間は、そう呼んでいたなぁ!」
竜神王の目って、あたしたちが探してる秘宝じゃないの!
あたしと王子は目を丸くして同時に叫んだ。
「「竜神王の目って、宝石と違うの!?」」
「似たようなもんだぁ。宝石の大親分みてえなモンだからなぁ」
地竜の目だから、「竜神王の目」?
誰が付けたの? センス無し。
それはともかくとして・・・
「それってマスコール王国に代々伝わる秘宝でしょ!? なんで竜の目玉なんか、人間が持ってるの!?」
「そりゃ大昔に人間が、あの地竜からブン盗ったからだなぁ」
「ブ・・・!」
ブン盗ったあ!?
竜の目玉を!? な、なんて大胆なことを・・・!
「人間は、貴重な宝石となると目の色変えて欲しがるからよぉ」
オジサンのその言葉に、タヌキ狩りに興じる人間の姿を思い出す。
貴重で美しい毛皮を、競い合うように手に入れたがる人間たち。
・・・・・・あれ?
あたしは地面にヘタリ込みながら首を傾げた。
ちょっと待て。なんかそのフレーズ聞いたことがある。
「・・・あ! 竜神王の目っ!?」
「おー、そういや人間は、そう呼んでいたなぁ!」
竜神王の目って、あたしたちが探してる秘宝じゃないの!
あたしと王子は目を丸くして同時に叫んだ。
「「竜神王の目って、宝石と違うの!?」」
「似たようなもんだぁ。宝石の大親分みてえなモンだからなぁ」
地竜の目だから、「竜神王の目」?
誰が付けたの? センス無し。
それはともかくとして・・・
「それってマスコール王国に代々伝わる秘宝でしょ!? なんで竜の目玉なんか、人間が持ってるの!?」
「そりゃ大昔に人間が、あの地竜からブン盗ったからだなぁ」
「ブ・・・!」
ブン盗ったあ!?
竜の目玉を!? な、なんて大胆なことを・・・!
「人間は、貴重な宝石となると目の色変えて欲しがるからよぉ」
オジサンのその言葉に、タヌキ狩りに興じる人間の姿を思い出す。
貴重で美しい毛皮を、競い合うように手に入れたがる人間たち。