タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
「こー見えて、コイツは結構スケベなんだぁよ」
オジサンがカラカラと笑い声を立てた。
「ユニコーンってのはよぉ、処女が、大ぁーい好きなんだぁよ」
「・・・はい?」
「生娘の香りに酔って、フラフラ近づいて来て、べったり懐いちまうんだ」
「それ、ただのエロオヤジじゃん!」
憤慨するあたしにユニコーンが近づいて来て、ウットリと馬面を摺り寄せる。
紺色の瞳がニンマリ笑っているように見えて、ウゲッと思ってしまった。
うー、さっきまではあんなに神々しくて神秘的に見えてたけど。
一気にバカだんなレベルまで好感度が落ちた気がする。
「ただよぉ、好きなのは処女だけなんだぁ。そうじゃないと知れたら、怒るのなんのって」
「どうなるの?」
「その女を八つ裂きにして殺しちまうんだぁ」
「げっ」
なにそれ!? 殺すほどのことじゃないのに!
女が処女じゃないからって、別にあんたに迷惑かけないでしょ!?
「なんなの!? その横暴極まる、ムカつく習性は!?」
「ユニコーンってのは、おっかねえ生き物なんだぁよ。・・・あ、ところでねえちゃん」
「なに?」
「おめえ、処女かぁ? そうでなかったら殺されちまうぞぉ?」
「呼ぶ前に確認してよ! そういう大事なことは!」
今になってから聞いてどうすんのよ!
オジサンがカラカラと笑い声を立てた。
「ユニコーンってのはよぉ、処女が、大ぁーい好きなんだぁよ」
「・・・はい?」
「生娘の香りに酔って、フラフラ近づいて来て、べったり懐いちまうんだ」
「それ、ただのエロオヤジじゃん!」
憤慨するあたしにユニコーンが近づいて来て、ウットリと馬面を摺り寄せる。
紺色の瞳がニンマリ笑っているように見えて、ウゲッと思ってしまった。
うー、さっきまではあんなに神々しくて神秘的に見えてたけど。
一気にバカだんなレベルまで好感度が落ちた気がする。
「ただよぉ、好きなのは処女だけなんだぁ。そうじゃないと知れたら、怒るのなんのって」
「どうなるの?」
「その女を八つ裂きにして殺しちまうんだぁ」
「げっ」
なにそれ!? 殺すほどのことじゃないのに!
女が処女じゃないからって、別にあんたに迷惑かけないでしょ!?
「なんなの!? その横暴極まる、ムカつく習性は!?」
「ユニコーンってのは、おっかねえ生き物なんだぁよ。・・・あ、ところでねえちゃん」
「なに?」
「おめえ、処女かぁ? そうでなかったら殺されちまうぞぉ?」
「呼ぶ前に確認してよ! そういう大事なことは!」
今になってから聞いてどうすんのよ!