タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
「なにするんですか!?」

「まだ小さな頃からお前を見てきたが・・・」


頭皮まで鳥肌が立ちそうな、ネットリとした声。


「いつの間にか大きくなったじゃないか。ミアン」


・・・・・・・・・・・・。


久しぶりに会った親戚のおじさんか! お前は!


耳の中に気持ち悪いぬるい息を入れられ、嫌悪感で体がビクッと反り返る。


ぎゃああ! イヤイヤイヤだあ!


頭の後ろで薄ら笑う声が聞こえた。


「若いと反応がいいな。感じているのか?」



んなワケあるかあぁー! この大バカだんなーっ!!



ち、小さい時から見てきた16才相手に、よくまあスケベ根性なんて発揮できるわね!


どういう神経してんだこのロリ変態!


パニックのあたしを、バカだんなは力任せに引きずっていく。


そしてあたしがさっき作ったスペースに、あっという間に押し倒した。


自分が女を襲う場所を、その相手の女に作らせたわけ!?


どこまで労働意欲に欠けた変態なのよコイツ! 最っ低!


変態がギラついた目で覆いかぶさってきた。


はぁはぁ荒い息を吐く唇が首筋を上下する。


「ミアン、俺がお前を女にしてやる」


・・・いらんわあぁぁっ!!

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