タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
バカだんなや狩人たちに見つかるとマズイ。
極力人目を避けて、わざと険しい斜面を下って行った。
険しい道だとは聞いてたけど、予想をはるかに超越した傾斜具合に、足が勝手に動いてしまう。
下りるっていうより、これ、もはや滑り落ちてる状態!
真面目に命がけの下山なんですけど!
死ぬー! 足踏み外したら、死ぬー!
無事に下山できた時には全身ガタガタ。
真剣勝負に体力も気力も使い果たして、苦悩もなにも完全にぶっ飛んでしまった。
「ここらでいいな。ひと目につかないうちに、頼む」
「承知しました。白騎士様」
ヘロヘロのあたしの横で、タヌキ精鋭部隊がひとかたまりにまとまった。
と、思うやいなや・・・『ボボンッ!』と変化魔法を発動する。
「うわっ!? ・・・うっわああぁぁ~」
口をアングリ開けて、あたしは目の前に現れたものを見上げた。
うおお、馬車だ! すっごく豪華な馬車!!
極力人目を避けて、わざと険しい斜面を下って行った。
険しい道だとは聞いてたけど、予想をはるかに超越した傾斜具合に、足が勝手に動いてしまう。
下りるっていうより、これ、もはや滑り落ちてる状態!
真面目に命がけの下山なんですけど!
死ぬー! 足踏み外したら、死ぬー!
無事に下山できた時には全身ガタガタ。
真剣勝負に体力も気力も使い果たして、苦悩もなにも完全にぶっ飛んでしまった。
「ここらでいいな。ひと目につかないうちに、頼む」
「承知しました。白騎士様」
ヘロヘロのあたしの横で、タヌキ精鋭部隊がひとかたまりにまとまった。
と、思うやいなや・・・『ボボンッ!』と変化魔法を発動する。
「うわっ!? ・・・うっわああぁぁ~」
口をアングリ開けて、あたしは目の前に現れたものを見上げた。
うおお、馬車だ! すっごく豪華な馬車!!