不良君とオカルトさん。
「ちくしょう…テメェ、絶対ェぶっ殺す。」

鼻血を出しながら、呻く金髪。ちっ、しぶとい奴だぜ。
奴は三流悪役よろしくバタフライナイフを取り出し、俺に向かってきた。

だが、素直に刺されてやる程俺はお人好しでもない。

ヒョイとナイフを避けると、思い切り顔面に拳を叩き込んだ。
金髪が豚みてぇな声をあげて倒れこむ。
鼻血が付いちまった。くそッ。

「俺は忙しいんだよ。じゃあな」

カバンと上着を引っ掴み、俺は死屍累々の屋上を全速力で後にした。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop