〝 噂 〟 今×花
1Q
▷▶今吉 × 花宮
◎中学時代の話
◎まだ付き合っていない設定
※BL要素、性的表現有りなので閲覧注意
〝 2年のバスケ部に
ヤらせてくれる奴がいるらしいぜ 〟
------------------------------
部活が終わった後 、今吉は汗を流すための
シャワーを浴び終わり帰路に着こうとしていた。
『 あ、しもた 。携帯忘れてもうた 。』
忘れ物に気づき、ため息を漏らしながら
急ぎ足で部室に戻った。
〝 はぁ、っ... ん、っ 〟
部室からは押し殺したような声が聞こえた。
『 はぁ...お盛んなこっちゃなあ 、』
どこのバカップルや 、と
また、ため息を漏らしては これは
邪魔をしない方がいいのか、と考える
(( 困ったなあ...せやけど、うちの部に
彼女おるやつなんかおったか?))
そう考えながらもまだ部室の前で
どうしようかと悩んでいた。
〝 ... ん、ん っ 〟
〝 声出せよ 、誰もいねえよ 〟
そんな会話を聞きながら、
(( おるっちゅうねん ... ))
と、心の中で突っ込みつつ立っていると
〝 声出せって ... なぁ、花宮 〟
『 っ ... ! 』
耳を疑った。
しかし部室から聞こえる声から
聞き間違いではないことを思い知らされる。
『 ... 』
今吉は無言で、あたかも偶然のように
扉を開けたのだ。
「 ... な っ 、今吉さん !?」
花宮が驚いた声を上げる 。
『 お ... っと 、すまんなあ。
忘れもんしただけなんやけど... 』
いつものポーカーフェイスを保つことが
できているだろうか 。
嘘がバレてはいないだろうか。
心配はあとを立たないが今はそんな場合ではない。
『 ここ 、俺らの部室なんやけど 。
とりあえず花宮 、お前は明日の部活後
残っとき 。話はあとや。』
そういっては 、忘れ物を取って
顔も見ずに部室を出ていった。
その後どうなったかは知らない。
続けたのか中断したのか。
ただ知りたくもなかったのだ。
裸の花宮が、名前も知らない男子生徒に
汚されていたのだった 。
『 ... あの噂 、花宮やったんか 』
何度か聞いたことはあった。
〝 2年のバスケ部に
ヤらせてくれる奴がいるらしい 〟と。
聞かれたこともあったが、
そんなんおらへんわ、と流していた。
たしかに花宮は掴みどころがない所はある。
頭の良さやバスケの技術も含め、
今吉がこだわっているプレイヤーで
あったのも事実だった。
あくまでも、勝利に導くために 。
それなのに、今吉の胸は締め付けられるように痛んでいた 。
『 ... まさか 、な 』
その後、家に着いて夕飯を食べていても
風呂に入っていても、その事が頭から
離れることはなかった。
なぜか否定する気持ちと裏腹に 、
行動は自分でも驚くほど肯定的であったのだ。
〝 花宮 、秘密にしといたるから
明日の部活後 、ワシの家に来て 。〟
そうメールを送るとすぐに返信がくる 。
〝 わかりました 。〟
メールを確認すると今吉は目を閉じ、
眠りに落ちたのであった 。
◎中学時代の話
◎まだ付き合っていない設定
※BL要素、性的表現有りなので閲覧注意
〝 2年のバスケ部に
ヤらせてくれる奴がいるらしいぜ 〟
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部活が終わった後 、今吉は汗を流すための
シャワーを浴び終わり帰路に着こうとしていた。
『 あ、しもた 。携帯忘れてもうた 。』
忘れ物に気づき、ため息を漏らしながら
急ぎ足で部室に戻った。
〝 はぁ、っ... ん、っ 〟
部室からは押し殺したような声が聞こえた。
『 はぁ...お盛んなこっちゃなあ 、』
どこのバカップルや 、と
また、ため息を漏らしては これは
邪魔をしない方がいいのか、と考える
(( 困ったなあ...せやけど、うちの部に
彼女おるやつなんかおったか?))
そう考えながらもまだ部室の前で
どうしようかと悩んでいた。
〝 ... ん、ん っ 〟
〝 声出せよ 、誰もいねえよ 〟
そんな会話を聞きながら、
(( おるっちゅうねん ... ))
と、心の中で突っ込みつつ立っていると
〝 声出せって ... なぁ、花宮 〟
『 っ ... ! 』
耳を疑った。
しかし部室から聞こえる声から
聞き間違いではないことを思い知らされる。
『 ... 』
今吉は無言で、あたかも偶然のように
扉を開けたのだ。
「 ... な っ 、今吉さん !?」
花宮が驚いた声を上げる 。
『 お ... っと 、すまんなあ。
忘れもんしただけなんやけど... 』
いつものポーカーフェイスを保つことが
できているだろうか 。
嘘がバレてはいないだろうか。
心配はあとを立たないが今はそんな場合ではない。
『 ここ 、俺らの部室なんやけど 。
とりあえず花宮 、お前は明日の部活後
残っとき 。話はあとや。』
そういっては 、忘れ物を取って
顔も見ずに部室を出ていった。
その後どうなったかは知らない。
続けたのか中断したのか。
ただ知りたくもなかったのだ。
裸の花宮が、名前も知らない男子生徒に
汚されていたのだった 。
『 ... あの噂 、花宮やったんか 』
何度か聞いたことはあった。
〝 2年のバスケ部に
ヤらせてくれる奴がいるらしい 〟と。
聞かれたこともあったが、
そんなんおらへんわ、と流していた。
たしかに花宮は掴みどころがない所はある。
頭の良さやバスケの技術も含め、
今吉がこだわっているプレイヤーで
あったのも事実だった。
あくまでも、勝利に導くために 。
それなのに、今吉の胸は締め付けられるように痛んでいた 。
『 ... まさか 、な 』
その後、家に着いて夕飯を食べていても
風呂に入っていても、その事が頭から
離れることはなかった。
なぜか否定する気持ちと裏腹に 、
行動は自分でも驚くほど肯定的であったのだ。
〝 花宮 、秘密にしといたるから
明日の部活後 、ワシの家に来て 。〟
そうメールを送るとすぐに返信がくる 。
〝 わかりました 。〟
メールを確認すると今吉は目を閉じ、
眠りに落ちたのであった 。
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