子犬系男子の溺愛っぷり。
「怜先輩?」
「な、何」
「いや…顔が赤くなってるので、どうしたのかなって」
赤く……?
別に照れてる訳でもないから、赤くなってるはずはないんだけど。
でも、身体が妙に熱い…?
詩織と話してる時は全然気が付かなかったけど、若干クラクラするかも…。
「…もしかして、熱ですか?」
「へ、いや、まさか」
もしかしたら熱が出ているかもしれないけど、ほかってたら治るかもしれない。
身体が熱いだけで、熱なんて本当はないのかもしれないし。
「ちょっと、失礼しますね」
「え、ちょ…」
夏目君の手が、あたしのおでこにゆっくりと触れた。
大きくて冷たい手が…
目の前にいる夏目君の顔が少しだけ近くて、思わずドキっとした。
真っ直ぐ見つめられている瞳を逸らす事が出来ずに、ただ、見つめ返すだけ。
「怜先輩、熱ありますよ!」
その言葉で現実に引き戻された。
「な、何」
「いや…顔が赤くなってるので、どうしたのかなって」
赤く……?
別に照れてる訳でもないから、赤くなってるはずはないんだけど。
でも、身体が妙に熱い…?
詩織と話してる時は全然気が付かなかったけど、若干クラクラするかも…。
「…もしかして、熱ですか?」
「へ、いや、まさか」
もしかしたら熱が出ているかもしれないけど、ほかってたら治るかもしれない。
身体が熱いだけで、熱なんて本当はないのかもしれないし。
「ちょっと、失礼しますね」
「え、ちょ…」
夏目君の手が、あたしのおでこにゆっくりと触れた。
大きくて冷たい手が…
目の前にいる夏目君の顔が少しだけ近くて、思わずドキっとした。
真っ直ぐ見つめられている瞳を逸らす事が出来ずに、ただ、見つめ返すだけ。
「怜先輩、熱ありますよ!」
その言葉で現実に引き戻された。