memory

「おいしかったね。」

「うん。あのラズベリーの酸味が微妙に効いてて。」

「そうそう。甘すぎない感じが良いよね。」

「また、来る?」

「うん!」

彼女が目を輝かせて頷く。

「このあと、どうする?」

すると、彼女が良い辛そうに、

「あのさ・・・。私、カラオケに行ってみたい。」

「行ったことないの?」

「行く人がいなかったから。」

この会話なんか前もしたな。

「じゃあ、空井さんがやったことなくて、やりたいことやろっか。」

そういって、まずカラオケ店に向かう。
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