抱きしめて。




「ごめん。驚いたよね。なかなか言い出しづらくて…。」





「…大丈夫、です。」




雪さんはベッドに座る私に近づいた。






そしてまた抱きしめようとしてきた。







……私は初めて雪さんの手を払った。








「ごめんなさい……。わ、私…。」






どうしていいかわからない…。






< 38 / 103 >

この作品をシェア

pagetop