音色
奏のいない部屋
その日は、一緒にも寝なかったし朝も奏と顔を合わせずに部屋を出て来てしまった。
(ちゃんと、話すればよかったかな)
時間が経つにつれ、そんな気持ちが募ってきた。
珍しく定時で上がって、買い物をして帰った。
前に、鶏肉のみぞれ煮を作ったら奏はおいしいってたくさん食べてくれた。
だから、その材料を買った。
「ただいま…」
鍵はかかっていたけど、一応そう言った。
当たり前だけど、返事はない。
奏の事情はよくわからないし謎に包まれているけど、全くお金がないわけでもないみたいだしあたしが仕事をしている間何をしているかなんて考えたこともなかった。
まだまだ普段あたしが帰ってくる時間より早いし、奏が帰ってくる前にごはんを作ってしまおうと思った。
料理をしてる間にだんだん気持ちも整理できた。
とりあえず、奏が帰ってきたら謝ろう。
それから奏の話も聞いて、あたしの聞きたいことも聞いて仲直りしたい。
(ちゃんと、話すればよかったかな)
時間が経つにつれ、そんな気持ちが募ってきた。
珍しく定時で上がって、買い物をして帰った。
前に、鶏肉のみぞれ煮を作ったら奏はおいしいってたくさん食べてくれた。
だから、その材料を買った。
「ただいま…」
鍵はかかっていたけど、一応そう言った。
当たり前だけど、返事はない。
奏の事情はよくわからないし謎に包まれているけど、全くお金がないわけでもないみたいだしあたしが仕事をしている間何をしているかなんて考えたこともなかった。
まだまだ普段あたしが帰ってくる時間より早いし、奏が帰ってくる前にごはんを作ってしまおうと思った。
料理をしてる間にだんだん気持ちも整理できた。
とりあえず、奏が帰ってきたら謝ろう。
それから奏の話も聞いて、あたしの聞きたいことも聞いて仲直りしたい。