音色
「せっかく天気もいいし、どこか行く?」
(どこにも行かないで、ずーっとこのままこの部屋にいられればいいのにな…)
あたしは、そうだね、なんて言いながら心の中でそんなふうに思っていた。
「どこ行きたい?」
「ん〜…どこがいいかな?思いつかない」
「じゃあ、車出すからちょっと遠くに行こう」
「奏、車の運転するんだぁ」
「そりゃあ、ね」
奏は着替えると車を取りに出て行った。
あたしは朝食の片付けをして、普段より丁寧にメイクをして、髪もふんわり巻いた。
こんな風に休日におしゃれするなんていつ振りだろう。
(奏、かわいいって思ってくれるかな?)
気付けば奏の事ばかり考えている。
(だって、今日1日は奏の彼女だもん)
と自分の気持ちにそうやって理由を付けた。
(どこにも行かないで、ずーっとこのままこの部屋にいられればいいのにな…)
あたしは、そうだね、なんて言いながら心の中でそんなふうに思っていた。
「どこ行きたい?」
「ん〜…どこがいいかな?思いつかない」
「じゃあ、車出すからちょっと遠くに行こう」
「奏、車の運転するんだぁ」
「そりゃあ、ね」
奏は着替えると車を取りに出て行った。
あたしは朝食の片付けをして、普段より丁寧にメイクをして、髪もふんわり巻いた。
こんな風に休日におしゃれするなんていつ振りだろう。
(奏、かわいいって思ってくれるかな?)
気付けば奏の事ばかり考えている。
(だって、今日1日は奏の彼女だもん)
と自分の気持ちにそうやって理由を付けた。