6章

やっと親友の故郷にたどり着いた。

例の恋人の家まであと数キロだ。

走った。転んだ。すでに満身創痍だ。

立ち上がる間もなく襲い来る罵声や暴力。

負けるもんか。俺はホーリーナイトだ。

千切れそうな手足を引き摺り走り続けた。


やっと見つけた!この家だ。
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