石田君は2人います。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「まずは、それにあわせて改良してみます。できたら石田課長に連絡するので、先方にみてもらってもいいですか。実際にみて、使ってもらって、必要あれば、さらに改良します。」
「了解。ってか、敬語やめろ!」
「へ!?」
ビックリして、へんな声が出てしまった。
そして石田君は声を出して笑っている。
「かわんね~~な、その、アホづら。」
アホ?
アホって言われた?
『かわんね~~な?』
そんな前からアホづらだった??
石田君はようやく笑いが落ち着いたのか、話を続けた。
「俺と早乙女は同期だし、昔は一緒に仕事をしていたわけだし。アホづらも知られている仲だし。」
いや、だから、アホづらって??
そんなにアホな顔でした?
あぁ、気になるし。
本当にアホづらだったら、これから気をつけなきゃいけないでしょ~~。
「う、うん。わかった。それじゃあ、システムできたら、連絡する。」