石田君は2人います。
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「悪いけど、早乙女は俺と昼メシだ。仕事の話もあるしな。」
第1石田君と話していたら、いつの間にか第2の石田君が来ていた。
はぁ????……。
何て言った?
そんな話してたか?
仕事の話はさっき会議室でしたはず―――。
思考が追いつかないうちに腕を引かれ企画室を出た。
頭の中は????だらけだ。
ー ー ー ー ー ー ー ‐‐‐‐‐
「ってか、あいつは何だ?」
イライラしながら、話す石田君。
腕は離してくれたが、石田君は早足だ。
それに、小走り気味についていく。
どうやら食堂へ向かっているようだ。
「石田君こそ何よ。」
「あいつの相手してる程、暇なら早く俺の仕事をやればいいだろ。」
「暇じゃないよ。石田君はああみえて仕事の話をしにきてるんだから、悪く言わないでよ。」
「ってか、同じ名前がややこしい!」
「石田君だって、さっきから、『ってか』って言い過ぎだし。」
やけに、イライラして話す石田君に反論してやった。
低レベルな反論を。