石田君は2人います。

「嫌なの?昔、好きだったから??なら、さっさと終わらせりゃ~~いいでしょ。仕事はデキる男だし。」



思ったことははっきり言う性格の春美は、私が気にしていることをバッサリ言い放った―――。


春美め!私が気にしていることを……。




昔―――。
一緒に仕事をしていたとき、石田君が好きだった。何となく、石田君にとって自分も特別な存在なのかなって雰囲気の時もあった。


でも――。
ある日、石田君に彼女ができた―――。
と、同じくらいの時期から一緒に仕事もしなくなった。


失恋とイタい勘違いをしていたことで、3日間くらい落ち込んでいただろうか……。仕事も休んだし―――。



今でも、あまり思い出したくないや……。
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