石田君は2人います。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「石田君、課長だから、忙しいとおもってさ……。」
「俺は課長の仕事と同じくらい、もしかしたら、それよりも優との仕事の方が大事だと思ってる。」
「私も大事って思ってる。また、石田君と仕事出来るなんて思ってなかったから。だから、この仕事は成功させたい。」
石田君との会話中、なぜか涙がでそうになった……。
石田君の口調が強くて泣きそうになったのもあったけど、
石田君が私との仕事のことを大事と言ってくれたのが嬉しかった。
「なら、一緒に考えよう。
ってか、石田君じゃない、凌だ。」
そう言って、凌君はたくさんあったコーヒーの紙カップを片付け始めた。
ああ、そうだ“石田君”では一緒に仕事してくれないんだった……。
そこは、あいかわらず小さいな!