石田君は2人います。

◇◆◇◆◇◆◇◆

「もぅ、早く帰りなよ。
明日中には仕上げて連絡するから。」


「この仕事終わったら、打ち上げ行こうな。」


なんだか、優とはこのまま仕事だけでは終わりたくない気がした。


さて、帰るか。
彼女に会う……、か。
……このところ仕事でずっと会ってないな。


と考えつつも、この日は彼女に会わず自宅へ帰ってしまった。


なにせ、家の掃除とか洗濯とかできてなかったし。




ー ー ー ー ー ー ー ‐‐‐‐‐

「「乾杯~~」」
ビールのグラスを合わせ、カチンと音がした。


無事、“華やかさの改良”も終わり、社長にも喜んでもらえた。


今回の仕事は無事成功。


今夜は優と打ち明けだ。



「こういうふに優と打ち明けするのも久しぶりだな。」


「無事に仕事が終ったあとのアルコールは格別だよね。」


優はそういいながら、ちゃっかりビールのお代わりをして、すでに2杯目。


早ッッ!


それに昔はカクテルとかサワーとかを好んでいたが
今はビールかよ!
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