石田君は2人います。

おれは複雑な心境だ………。



「いや、私も当時は石田君が2人いるって知らなくてね~、凌君が第2営業課ってのも知らなかったし~~
打ち合わせ当日に第1の石田君がきてビックリしたよ~♪
でも、人違いですなんて言えないでしょ~♪」


「それで、その流れで第1の石田とその仕事を成功させたってことか。」


すっかり、酔いもさめてしまった。



「第1の石田君も必死だったよ。なにせ仕事の規模が大きかったからね~~彼、当時、新人だったしね~~♪」


…………。



「ビールお代わり~~ああ、言えてスッキリした~~。
これで、心置き無く飲める~~♪」



俺はスッキリしてないぞ
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