石田君は2人います。
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デスクの電話が鳴る。
今日は電話が止まらない、一つ電話が終わるとまた鳴る。
どんだけ、俺に用事があるんじゃ~!と電話を投げ飛ばしてやりたい気分だ。
仕事に手がつかない、終わらない。
残業か…ってか、いつも残業か……。
こんなんじゃ、彼女にまた不満を言われるか……でも、しょ~がない、仕事だ。
仕事は大事だ。
また電話だ…
本当に投げ飛ばしてやる!!
「はい、第2営業課の石田です。」