石田君は2人います。

昔も今も仕事のやり方は変わってないんだな。


営業担当との打ち合わせ。
うちの会社じゃ、大体は電話とか、何かのついでに企画部室までよって、サラッと話すだけなんだが


早乙女は営業担当と打ち合わせをする時間を作る。


忙しい営業のやつらは、はっきりいってそんな時間はないんだが。


企画の担当が早乙女だと、ちゃんと打ち合わせの時間をつくるらしい。




ー ー ー ー ー ー ー‐‐‐‐‐



「ジンクスですよ~~。」


青田と昼飯にいき、今回の早乙女との仕事の話題になった。


「ジンクス!??なんだそれ?」


「課長~知らないんですか~営業の中では有名ですよ~。“早乙女さんと仕事をすると、その仕事がうまくいく”って。営業部で早乙女さんはかなり人気です。」


「へ~~。」


「あ、課長、興味ないっスね~これだから、デキる男は……」
青田は口を尖らせる。


「興味ないわけじゃない、ってか、早乙女が人気なことに驚いてる。」

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