あなたを好きになって
IN 屋上
屋上で私は悠に 祐介の話をした。
悠に話を聞いてもらったおかげで 気が少し楽になった。
「そっかぁ…。祐介、自分が振られたの認めれないんじゃないかな―…。」
さ…さすが、悠。
男子の事は男子がよくわかるのかな。
「そうなのかなぁ。悠ならMailの返事する?」
悠は少し考えて、
「ハハ。ちゃんとするよ。祐介はたぶん振られた事ねぇと思うんだ。あいつ、初めてだからどうしたらいいか分からないんだろう。俺は別にイケメンじゃないしプライド高いわけじゃないからな。」
悠、違うよ。
悠は こんなにカッコイイじゃん。
「悠、悠はかっこいいよ。祐介もちゃんと分かってくれるよね。」
悠は カッコイイ って言葉に驚きながらも
「あぁ。祐介だってバカじゃないしな。そのうち、きっと分かってくれるよ。また、いつでも相談しにこい。いくらでも聞いてやるよ。じゃあ 俺いくな。」
悠は優しく微笑みながら 戻って言った。
悠に話を聞いてもらって本当によかった。
ありがとう。