最強の情報屋、睡蓮*



「まだ終わらない道もある」



「えっ」



それは、突然のことだった



一人だと思っていた部屋の窓は開き、



1人の少女が入ってきていた




「私は、お前に罪はないと思っている」



「っ…



 私も同罪なのです。



 姉が消息不明なのをわかっていながらも



 自分の身を案じてなにも言わなかった



 …この罪は、重いのです…」



自然と涙がこぼれ落ちる



< 118 / 188 >

この作品をシェア

pagetop