最強の情報屋、睡蓮*
そこに、みんなも集まった
「睡蓮っ」
「死なないで!」
「生きてください!」
「お姉ちゃん?!」
僕は何も口にできない
ただ、
初めて見せる表情の睡蓮を見つめている
「…黒百合…………
貴方の花言葉、呪い………
でも、もう1つ、あるんだ
呪いなんて、ただの口実
本当はね。恋」
その言葉に、涙が零れた
「ごめ、ね…
本当は気づいてた。
貴方の好意にも、私の好意にも
だけど、失うのが怖くて
いつか、こうするって決めていたから
敢えて突き放していた
だけど………むり、だった…………」