最強の情報屋、睡蓮*



それから睡蓮は


小さな情報屋の秘密病院へ運ばれた



ーーーーーーーーーーーー………



「睡蓮さんが、


  
 いやはや川崎家の長女さんだとは…」

 


医者は驚いていた




「なにか、知っていたんですか?」




「知っていたも何も、


 
 私はこの娘の名付け親ですよ。」




「名付け親…?」




「最初は私が引き取るつもりでした。



 ですが、父様が反対したのです



 この娘はきっと、優秀だ。と、




 その予言通り、睡蓮さんは優秀でした




 ですが、それが裏目に出たようですね。




 この娘は捨てられました。」



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