最強の情報屋、睡蓮*

本当に心配になってトイレに向かう


すると、


「んぁ?!睡蓮さん?!」


みんなで暴走族になった当時、


そのときの部下が間抜けな声を…


しかも、今 睡蓮 って…


私は急ぎ足でトイレに駆け込んだ


すると、あろうことか、


部下に胸を押し当て


抱きつくように眠っている睡蓮が居た


「あ!違うよこれは!!!」


部下が青い顔で弁解している


「聞いてましたよ」


と、睡蓮を抱えて私は戻った


「私、帰りますね」


「お父さん帰るのー?」


すっかり真智香に慣れた愛しい娘が


名残惜しいと目で訴えていた


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