最強の情報屋、睡蓮*


「じゃあ、神山さん


 うしろから2番目の席、


 …いいかしら?」



担任が申し訳なさそうに言う


それもそうだろう。


うしろから2番目の席は、


俺と智久(ともひさ)が近いから…


「別に構いませんけど


 なんでそんなこと聞くんですか?」


「私達が輩だからですかね」


俺達は立ち、智久が話しだした


「…そうなんですか。


 その暴走族の人たちが


 …あなた達に何をしたんですか?」


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