最強の情報屋、睡蓮*


ヘラヘラ笑っている彼女の笑顔は


ひどく綺麗に貼り付けられた仮面だった


「仕方ないから、


 睡蓮は、俺の妹にしてやろう!」


「…へ?」


仮面がとれ、素顔の驚きが伺えた


だが、それは一瞬のことで


彼女はまた笑顔をはりつける


「そんなの、迷惑だよ〜


 私、強いし、元気だし!大丈夫!!


 …今に始まったことじゃないし」


その言葉に、嫌な鼓動が脈打つ


「…私は捨てられてから2年経つんだ」


その言葉と、その言葉を発した笑顔に


なぜか、


本当に不思議なことに、俺は惚れた…


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