最強の情報屋、睡蓮*



沙由の足にはしっかりと突き刺さった破片





「いやっ……………」





うちは、逃げ出した。





ーーーーーーーーー…………



校舎の裏に居たうち。



一体、何時間いたのだろう



外はすっかりとオレンジに染まり、




完全下校の時間が近づいていた




真琴からは何通もの連絡が来ていた



―何処?―


―先に倉庫行ってる―


―見たら連絡ちょうだい―


―沙由、帰っちゃったよ―



―はやく、帰っておいで?―




「帰って、いいの?」



< 93 / 188 >

この作品をシェア

pagetop